(東京大学ロゴマーク) 2018年度 バリアフリーシンポジウム 東京大学バリアフリー支援室 15年の歩みと今後の課題 インクルーシブ社会における包括的支援×大学 11月17日(土) 13時〜16時(開場12時30分) 会場:東京大学本郷キャンパス 国際学術総合研究棟3番大教室 主催:東京大学バリアフリー支援室 共催:障害と高等教育に関するプラットフォーム形成事業(PHED)、REDDY(多様性の経済学)、教育学研究科附属バリアフリー教育開発研究センター -----1 目次 挨拶「バリアフリーシンポジウム」に寄せて・・・・・2 1.15年のあゆみ 沿革・・・・・4 ・歴代室長、支所長(副室長)・・・・・4 ・支援室略年表・・・・・5 現・組織体制・・・・・6 2.シンポジウム資料 プログラム・・・・・8 講演者プロフィール・・・・・9 3.参考資料 平成29年度東京大学バリアフリー支援室活動報告書 (バリアフリー支援室キャラクターことだまちゃんが車いすに乗っているイラスト) -----2 「バリアフリーシンポジウム」に寄せて   東京大学理事・副学長 松木 則夫(まつき のりお)(顔写真あり)  本日は、皆様ご多用の中、多数お集まりいただきありがとうございます。  東京大学バリアフリー支援室は、平成16年、「東京大学憲章」の精神の下、「バリアフリーの東京大学」を実現すべく、駒場Uキャンパスに設置されました。様々な試行錯誤を重ねながら、ここに15周年を迎えることができました。ひとえに、学内外関係の皆様のご支援、ご助言があってのことと、心から感謝申し上げます。  本学では、障害のある学生・教職員への支援にあたっては、「支援の三角形」を基本的な考え方として、部局、本部、バリアフリー支援室の三者が互いに連携し、多くの学生、教職員が一体となって取り組んでまいりました。これらの取組は、障害のない学生にとっても、社会で生きる人間としての学びとなると信じております。  さて、本日は、「『東京大学バリアフリー支援室15年の歩みと今後の課題』−インクルーシブ社会における包括的支援×大学−」とテーマを掲げて公開シンポジウムを開催いたします。平成28年に障害者差別解消法及び改正障害者雇用促進法が施行され、東京大学としても、教職員が遵守すべき「対応要領」を規則として制定し、合理的配慮提供に勉めてまいりました。これまでの歩みを振り返るとともに、知の公共性のもっとも重要な担い手である大学として、高等教育機関におけるバリアフリー支援とはどうあるべきか、問題を提起し、これからのよりよい支援に向けて、ともに学び合う機会といたしたいと考えております。  ご参加くださった皆様にとって、有意義な時間となりますよう関係者一同、心を尽くして準備してまいりました。どうぞ、最後までご静聴ください。 東京大学 バリアフリー支援室長 熊谷 晋一郎(くまがや しんいちろう)(顔写真あり)  東京大学バリアフリー支援室のシンポジウムにご参加いただきありがとうございます。  バリアフリー支援室は、学内有識者によるワーキンググループ等における1年間の議論を経て平成14年10月に設置された「バリアフリー支援準備室」の改組拡充により、平成16年4月に発足しました。東京大学で学ぶ学生、教職員からなる全構成員が、障害等を理由に不当な差別を受けることなく、その個性と能力を十全に発揮しうるよう、主に環境側の改善を通じて全構成員の完全参加を実現すること、これが支援室の役割です。平成28年からは障害者差別解 消法、改正障害者雇用促進法が施行され、国内外の法理に基づく体系的な環境整備と支援の実施が求められています。  バリアフリーをめぐる法制度が整い、全国的に大学のバリアフリーが進むにつれて、建物や情報システムなどの基盤的なインフラの調達段階でのアクセシビリティ確保や、障害者にとって働きやすい柔軟な勤務形態、切れ目のない支援を実現するための官民学連携など、新しい課題も顕在化しつつあります。15年目という節目を迎え、本シンポジウムは、支援室のこれまでのあゆみを振り返り、残された課題を総点検するとともに、海外の動向も踏まえながら未来を展望する機会にしたいと考えています。皆様の積極的なご参加を期待いたしております。 -----end