室長挨拶

室長 深代 千之(平成28年4月1日)

 東京大学は、東京大学憲章で、本学で学ぶ学生、本学で働く職員、本学で研究と教育にあたる教員からなる全構成員が、障害等を理由に不当な差別を受けることなく、その個性と能力を十全に発揮しうる公正な教育・研究・労働環境の整備を図ると宣言しています。東京大学バリアフリー支援室は、その憲章の精神に則った大学キャンパスを実現すべく、本郷キャンパスと駒場Iキャンパスに支所を置いて障害のある学生、教職員のバリアフリー支援のための活動を進めています。
 本学では、障害のある構成員の所属する研究科や研究所等の部局が主体となってバリアフリー支援を行うこととなっています。しかし、さまざまな障害に適切に対応するためには蓄積された経験とノウハウが必要です。そこで支援の経験を積んだスタッフやさまざまな知見を有する室員の所属するバリアフリー支援室が、障害のある学生・教職員と部局の間に立って、適切なバリアフリー支援のためのサポートやコーディネート、学生サポートスタッフの養成などの役割を果たしています。
 2004年4月のバリアフリー支援室の発足以来、東京大学のバリアフリー支援は、構成員の意識を含め着実に充実化のプロセスをたどってきました。とはいえ、国際的な比較をしたなら、まだまだ十分な水準に達したと言うことはできません。また、2011年3月11日の東日本大震災を経験し、障害のある構成員の緊急災害時の安全確保に対するソフト・ハード両面の備えの課題が明らかになりました。
 バリアフリー支援室は、東京大学が障害のあるより多くの方々に門戸を開くことができ、本学を訪れる国内外の障害のある訪問者を暖かくおもてなしできる環境を整えるためにいっそうのイニシアチブを発揮していかなければならないと自覚しております。全学のみなさまのご理解とご支援を心よりお願いいたします。

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