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発達障害・精神障害のある学生への対応

●試験時の配慮
試験で十分に能力を発揮できないときには、試験時間延長や別室受験、座席指定、注意事項の文書伝達、出題・解答方法の調整などの配慮を検討して下さい。

●評価の代替
筆記試験あるいはレポート等、授業で決まっている評価方法では、十分に能力を発揮することができないときには、他の評価方法への変更を検討して下さい。

●提出期限延長
期限内に課題を終了させることが難しいときには、提出期限の延長を検討して下さい。

●退室、再入室の許可
授業・試験の終了まで同じ部屋に居続けることが困難なときには、授業・試験中の途中退室を認めることを検討して下さい。また、再入室については条件が整えば認めることも考えて下さい。

●講義・実習の代替
授業で決まっている方法(例えば集団)で講義・実習等に参加することが難しいときには、他の参加方法(例えば個別)への変更を検討して下さい。また、必要に応じて優先履修を行うことを検討して下さい。

●教室での座席位置確保
特定の座席以外で十分に学習できないときには、授業教室内で優先席を確保するかどうか検討して下さい。

●視覚呈示を増やした教育環境
講義を聴いてもよくわからないときには、視覚教材を確保する、あるいは視覚的な情報伝達を増やすように調整することを検討して下さい。

●教示方法の調整
多数の情報を整理しながら、自分で見通しをつけて課題を実行することが難しいときには、教職員が教示方法を調整することを検討して下さい。教示方法の調整には具体的な教示、事前の教示、見本の提示や課題の細分化などが含まれます。

●TA又はサポートスタッフの配置
教示方法の調整、視覚呈示を利用した教育環境等に関して、担当教職員の時間が足りないときには、TA又はサポートスタッフの配置について検討して下さい。

●進捗管理の補助
優先順位をつけて課題を実行することが難しく、課題が終わらないときには、教職員が進捗管理を補助することを検討して下さい。

●コミュニケーションの補助
教職員に自分の意思を十分伝えられない、相手の意図がわからないときには、専門家が本人と教職員の意思疎通を仲介することを認めて下さい。

●耳栓等の使用許可
感覚過敏のために、集中することが難しく、授業・試験中に課題を終わらせられないときには、耳栓など感覚入力を調整する補助具の使用を許可して下さい。

●情報保障
板書を注視することが難しくて、講義内容・試験時の注意事項がわからないなど必要な情報が得られないときには、板書内容の書写、視覚教材の配付、口頭での伝達などの手法で必要な情報を保障することを検討して下さい。

●身体機能の障害に準じた配慮
精神障害あるいは薬物療法の副作用のために、身体機能の障害が生じていて、授業・試験で困っているときには、身体機能の障害に準じた配慮の提供を検討して下さい。

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