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内部障害、慢性疾患のある学生への対応

(1)授業への対応

【運動に制限があり、階段昇降ができない。また前期課程必修の身体運動実技の履修が難しい。】

●教室変更
履修科目の教室を1階やエレベーターのある建物内の教室に変更します。
●実技のない身体運動科目の履修
実技のない「メディカル・ケア」を紹介します。


【アトピー性皮膚炎のため、服薬している。薬の影響で朝起きられず1限は遅刻する可能性が高い。また授業中に集中力が低下することがある。】

●担当教員への説明
担当教員との面談を設定し、理解を得ます。
●履修についての助言
学務担当者等から履修についての助言を行います。


【感覚過敏のため、冷房にあたると体調を崩してしまう。】

●優先席の設置
教室内の空調吹き出し口から離れた座席を確保し、優先席とします。


(2)試験への対応

【糖尿病による低血糖予防のため、ブドウ糖の補食が必要となることがある。ブドウ糖を入れたポーチを机上におき、必要が生じたときに補食をすることを認めてほしい。】

●別室受験
試験前に担当教員に配慮依頼文書を送るとともに、試験監督教員へも同様の依頼を行います。


【頻尿のため、試験時等の緊張場面では我慢できなくなる。中座を認めてもらえないか。】

●別室受験
別室受験とし、中座への対応をします。


(3)復学支援

腎臓病のため入院していたが、復学後も週3日人工透析のため通院する必要があり、単位の取得に不安がある。】

●復学前面談
必要に応じ支援実施担当者、学務担当者、担当教員との面談を行い、履修についての助言、復学後の対応方法について検討します。


(4)学内生活への対応

【心臓や腎臓等に内部障害があるため、行列に長時間並ぶことは、体力的に難しい。】

●入学諸手続きの負荷軽減
行列に並ばなくてもすむよう、指定日時の終了時刻に来てもらい、必要書類の入った書類を渡します。
●入学時健康診断の負荷軽減
保健センターに依頼し、指定日の指定時刻に受診できるようにします。


【最寄駅がバリアフリーになっておらず、公共交通機関による通学ができない。自家用車での通学または家族による自家用車での送迎を認めてほしい。】

●車両入構特待許可証の発行
年間利用負担金が無料となる「特待許可証」の発行を検討します。
●専用駐車場の設置
授業のある教室や研究室へのアクセスしやすい場所に「専用駐車場」の設置を検討します。


【てんかん発作があり、抗けいれん剤を服用しているが、発作時の対応が不安である。】

●緊急連絡先一覧の作成
家族、主治医を含む緊急連絡先一覧を作成します。

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